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インプラントの機能は、他の人工歯である入れ歯やブリッジよりも長く機能が持続することがわかっています。しかし、もちろん永遠に使用できるわけではなく、いつか機能しなくなる時が来ます。
それが何年後なのかは、メンテナンスの頻度や患者さんのライフスタイルなどで変わりますが、平均的な機能保持期間は、以下のようになっています。
インプラントの寿命は何年、と明確に言える資料はありません。ただ、インプラント埋入後に10年間経過した人を対象にしたアンケート調査によると、90%程度のインプラントが機能を保持していたという結果があります。
また、20年経過した時点のアンケートでは77%の人が特に問題ないと回答をしています。このアンケート結果から、歯科インプラントはかなりの長期間、機能を維持できると考えられます。
現在のような近代的なインプラント治療が始まったのは、1960年代に遡ります。チタンと骨の結合であるオッセオインテグレーションを発見したブローネマルク博士は、研究を重ね1965年に初めて人間に対してインプラント治療をおこないました。そして、この最初の患者のインプラントは、亡くなるまでの40年以上機能し続けたとの記録が残っています。もちろん、個人差はあると思いますが、インプラントは適切に使用すれば、40年という長期間使用できる可能性もあるのです。
インプラントを長持ちさせるためには、まず、インプラントを劣化させてしまう要因を知ることが重要になります。以下に代表的な要因を解説します。
現在、世界では100社以上のインプラントメーカーがあると言われています。その中には、価格重視で、あまり品質が良くないと言われるものも含まれます。しかし、日本においては、ほぼ、品質が安定したインプラントメーカーのものを使用していますので、それほど心配することはないでしょう。ただ、症状による種類の選択は重要です。骨量が少ない場合には骨と結合しやすい表面性状のものを使用したり、長いインプラントを使うのか、ショートインプラントを使うのかなどにより、インプラントの残存率が変わる可能性があります。
極端な言い方をすると、インプラント治療は歯科医師であれば、誰でもおこなうことができます。しかし、そこには経験、技術、知識の差が明確に出てしまう治療でもあります。上記のように、症状によってインプラントの種類を使い分けることも必要ですし、骨を増やす治療をおこなうかの判断もインプラントの残存率に関わってきます。
また、患者さんの現在の状態だけではなく、10年後、20年後に患者さんのお口の中の状態がどの様になっているのかを、予測しながら治療をおこなう必要もあります。インプラント治療を受ける前に、クリニック情報をよく調べることが重要です。
インプラントが劣化する要因は口腔内にもあります。まず、噛むときに強くかみすぎる方、食いしばりの癖がある方や歯ぎしりをする方は、インプラントに負荷がかかり、早く劣化する可能性があります。また、残存歯にも負担がかかりますので、マウスピースなどの治療も考慮してみましょう。
また、インプラント周囲炎もインプラントの寿命を縮める大きな原因です。口腔内のケアをしっかりとおこないましょう。
患者さん自身でインプラントを長持ちさせる方法は、ケアをしっかりとすることです。定期的に歯科医院で検査をしてもらうことは非常に大切です。また、ブラッシングなど日常のケアはもちろんですが、全身の健康を維持することもインプラントを長持ちさせることになります。
インプラントの寿命とは、インプラント自体がグラグラして、ものが噛めなくなってしまったり、インプラント体が脱落してしまったりした状態です。このような場合には、インプラントを埋入し直す再手術が必要になることがあります。歯科医院によって異なりますが、保証期間中であれば、無料で対応してもらえることもあります。インプラントを除去して、入れ歯やブリッジなどに変更することもできます。
また、よく誤解されるのが、上部構造(人工歯の部分)が壊れた場合です。この場合、インプラント体がしっかりしていれば、直ぐに修理ができますので、インプラントの寿命ではありません。
ご紹介してきたように、インプラントは非常に長期間機能する人工歯です。10年、20年、時には40年以上も機能し続けます。ただ、そのためには、しっかりとしたメンテナンスと、インプラントを劣化させる要因を、なるべく排除することが必要となります。
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