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こちらの記事では、妊娠中のインプラント治療についてまとめています。「妊娠中ではあるけれど、治療を受けてもいいのか」と悩んでいる場合には、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
妊娠すると、「レントゲン検査を安易に受けられなくなった」「飲めない薬が出てきた」など、以前は普通に行ってきたことでもできなくなるものがあります。そのため、「妊娠中はインプラント治療を受けても良いのか?」と感じる人もいるかもしれません。中には産前の休暇を使いインプラント治療を行おうと考えている人もいるようですが、一般的には妊娠中のインプラント治療はおすすめできないとされています。
なぜおすすめできないのかという理由はいくつかありますので、以下にて詳しく説明を行っていきます。
「なぜ妊娠中のインプラント治療が推奨されないのか」と疑問に感じている人もいるかもしれません。そこで、インプラント治療が妊娠中には推奨されない理由を以下にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
インプラント治療を受ける場合には、レントゲン撮影を行う必要があります。一般的に、レントゲンの被ばく量は0.06mSvとされており、体に影響を与えるとされている基準値の200mSvを大きく下回っています。しかし、「100%安全である」という保証はないため、インプラント治療においてレントゲンを撮影する際には必ず「妊娠中かどうか」という点について聞かれます。レントゲンにより胎児に大きな影響を与える可能性は限りなく低いと言えますが、小さなものでもリスクが考えられる、という点は頭に入れておくことが必要です。
妊婦のお腹が大きくなってくると、さまざまな臓器が圧迫されます。特に長時間仰向けの状態でいると、「大動脈」と呼ばれる大切な血管の圧迫につながることがあります。特に腹部大動脈が圧迫され低まった場合、気分が悪くなりやすく、胎児や妊婦に負荷をかけてしまう可能性が考えられます。
一般的に、血液中のサイトカインと呼ばれる情報伝達成分の濃度が高くなった場合、出産開始の合図が出されるとされています。歯の治療に伴って出血すると、免疫を担当する細胞によって血液中にサイトカインが大量に放出されます。この時、大量放出されたサイトカインによって子宮筋の収縮が促されることで、早産を誘発すると考えられているため、出血を伴う歯科治療はおすすめできないのです。
人によって起こる時期は異なりますが、妊娠中の女性にとって辛いと感じるのが「つわり」です。吐き気だけではなく食欲もなくなるために、つわりが起こっている時期は心も体も十分にケアをすることが必要です。
このような時期に無理にインプラント治療を行うと、余計に心身に負担をかけることになってしまいます。また、一般的につわりが軽減するとされている妊娠6ヶ月以降だと、お腹も大きくなってくる時期です。前述の通り、お腹が大きい時期に仰向けの状態を長時間続けるのも母体に負担をかけることになってしまいます。
インプラント治療を行う場合、治療に伴う痛みを軽減するための麻酔をはじめとした薬剤を用いることがあります。健康に影響がない量を使用するという点が定められているものの、妊婦と胎児に対しては、100%薬剤の影響がないとは言い切れない、と考えられています。特にインプラント治療を行う際には、通常の歯科治療と比較すると麻酔を使用する量が多くなるケースもあります。
そのほか、インプラント治療では、治療後の細菌感染を防ぐために抗生物質が処方されることがほとんどですし、術後の痛みを抑えるために鎮痛剤が用いられるケースもあります。必ずしも母体や胎児に影響を与えるわけではないものの、さまざまな薬剤を使用する必要があるため、妊娠中のインプラント治療はおすすめできないのです。
妊娠中は、できるだけ自分自身と胎児の健康に気を使うことが大切であるといえます。インプラント治療は出血量も多く負担が大きいため、想像以上にストレスや疲労を感じることもあります。余計な負担をかけないためにも、そのためインプラント治療を行いたいと考えている場合には、時期をずらすことを検討してください。
時期にかかわらず妊娠中のインプラント治療はさまざまな理由からおすすめできないといえます。インプラント治療を希望している場合には時期をずらすといったことを検討することが必要です。
また、インプラント治療を受けている最中に妊娠が判明したというケースについては、まずは主治医の歯科医師に相談をしてください。
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